Checkers & Draughts ガイド
序盤の型と最初の3手
序盤に覚えることは多くありません。中央の2列を押さえ、端に駒を寄せず、取れる枚数を数える。この3つで最初の10手は足ります。
序盤の原則
初期配置は互いの手前3行に12枚ずつ。ここから斜め前に出ていくので、最初の数手で盤の中央に駒が集まります。
大事なのは「中央の2列を先に埋める」ことです。中央の駒は動ける方向が多く、端の駒は片側にしか動けません。端に寄った駒は相手の王に狙われやすく、逃げ場も限られます。
もう1つは「最後列を空けない」ことです。最後列に駒を残しておくと、相手が王を作って戻ってきたときに取れます。逆に最後列が空くと、相手の王が自由に動き回ります。
最初の3手
3手目までで「取れる駒があるか」「端に寄っていないか」「最後列が空いていないか」を確認します。25秒のうち5秒をこの確認に使うだけで、序盤の事故はかなり減ります。
- 1手目:中央を出す
- 黒なら d6-e5 のような中央寄りの前進。端の列から動かすと、その列が薄くなります。
- 2手目:取れる駒を確認
- 相手が前に出たら、取れる駒があるかを先に見る。強制取りなので、取れるのに別の手を指すことはできません。
- 3手目:支えを作る
- 出した駒の後ろに別の駒を置き、取り返せる形にする。1枚だけで突っ込むと、返し取りで損をします。
黒先と白先の違い
既定の Checkers は黒が先手です。黒は1手ぶん先に中央へ出られるので、序盤は黒が押す展開になりやすいです。
Russian 以降の4変種は白が先手です。同じ形を黒の感覚で組むと、1手ずれて「取られる位置に駒を置く」ことになります。変種を変えたら、まず先手がどちらかを確認してください。
白先の変種で黒を持つときは、相手の1手目を見てから中央の形を決めます。先に動かず、相手の出方に合わせるほうが安全です。
突き捨ての作り方
突き捨ては「わざと1枚取らせて、取り返しで2枚取る」手です。強制取りのルールがあるため、相手は取れる駒を取らされます。この強制を逆手に取ります。
作り方は単純で、相手の駒の斜め前に自分の駒を置き、その駒の後ろに別の駒を用意します。相手が取ると、取った駒の位置に自分の駒が残るので、そこを後ろの駒で取ります。
ただし最長連鎖の強制(Take Longest Chain)がオンの変種では、相手が長い連鎖を選べるため、突き捨てが裏目に出ることがあります。Brazilian 以降では、相手の取れる枚数を先に数えてから仕掛けてください。
序盤の練習法
- Easy 相手に、最初の10手を「中央の2列だけ使う」と決めて指す。端を使わずに組めるかを試します。
- 同じ相手に、今度は「最後列を空けない」だけを守って指す。王を作られても、戻って取れる形を保ちます。
- Novice 相手に、突き捨てを1局で2回まで仕掛ける。成功した形をメモしておくと、次の判断が早くなります。
- 25秒の時計を見ながら、5秒で取れる駒を確認する癖をつける。残り20秒で手を決める練習になります。